この場所は、答えを出す場所ではありません
ー 立ち止まることを許すために
この場所は、
答えを出す場所ではありません。
元気になることを、急がせる場所でもありません。
私たちはつい、
「どうしたらいいか」を早く知りたくなります。
迷っているときほど、
立ち止まっていると感じるときほど、
答えを探さなければいけないような気がしてしまうからです。
私自身も、これまで何度もそうでした。
教室業で、駅前テナントビルに移転した直後、
レッスンフィーとは別に、
施設利用費を設けなくては、と
少し急いだ判断をしたことがあります。
数名の保護者から
「バレエ教室や他の教室でも
場所を持ってる方は利用費を取っているのだし、
設けてもいいと思いますよ」と。
その判断が「間違い」だとは思っていませんでした。
ただ今振り返ると、
あのときの私は
落ち着いて選んだというより、
この100日ブログでは、
あえてそれをしません。
- 答えを急がない
- 行動を促さない
- 前向きさを求めない
「こうすればうまくいく」という話も、
すぐに役立つノウハウも、ここにはあまり出てきません。
それは、この場所が
「整う前に、決める場所」にならないようにしているからです。
なぜなら、
答えは、出そうとしたときよりも、
出さなくていいときに、ふと現れるものだから。
疲れているとき。
心が遅れているとき。
何も考えたくないとき。
そんな状態で出した答えは、
多くの場合、「守るための答え」になります。
間違いではありません。
でも、本音とも少し違うことがあります。
ここまで、元旦から始めた1〜19記事では、
- 立ち止まっていいこと
- 疲れを認めていいこと
- ズレたままでいいこと
- 考えない時間が守りになること
そんな話を書いてきました。
それはすべて、
答えを出す前に、状態を整えるためです。
私自身、整わないまま決めてきた経験もあります。
たとえば、
余裕のない時期に、
「今引き受けることが、きっと未来につながる」
そう自分に言い聞かせて決めたことがありました。
その場では、
応援の言葉に背中を押されたように感じていましたが、
あとから振り返ると、
私は落ち着いて選んだというより、
不安を抱えたまま答えを出していたのだと思います。
結果として、
時間も気力も使いながら、
「これは本当に私が選びたかったことだっただろうか」
そんな問いが残りました。その経験があったからこそ、
今は「急いで答えを出さない」という選択を、
大切にしたいと思うようになりました。この100日ブログは、
正しい読み方があるわけではありません。
- 毎日読まなくていい
- 途中からでもいい
- 気になる回だけでいい
- 答えが出なくてもいい
読めない日があっても、
間が空いても、それ自体が失敗、間違いということではありません。
ここは、
「ちゃんと向き合わなくてもいい場所」
「わからないままでいられる場所」
でありたいと思っています。
これから先、
このブログの中で、
少しずつ問いが深くなっていくように綴っていこうと思っています。
自分の考え方の癖や、
人との違い、
大切にしている価値観や、
満たしたいニーズ。
そうしたテーマにも、
いずれ触れていきます。
でも、それは
準備ができたときに、自然に入ってくるものです。
今日は、
「答えを出さなくていい場所がある」
ということだけ、受け取ってもらえたら十分です。
ここまで読んでくれたあなたが、
この先も、
わからないまま立ち止まれる場所として
このブログを使ってもらえたら私はとても嬉しいです。
答えは、
追いかけた先にあるのではなく、
立ち止まることを許した先で、
ふっと姿を見せるものだから。