「やる気」
いい響きですよね。
しっかりと前向きに物事に取り組む姿勢が見えてくるし、
周囲の人たちから溢れて漂う「やる気」で、私も頑張ろう!と力をもらえるようなパワフルさもある。
ただ思うのです、私は。
やる気って、そもそもいつでも必要なものなのか、と。
その「やる気」は何を生み出す?
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「やる気あるの?!」「やる気ないの?」
「やる気、出さないと!自分のことでしょ!」
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こんな「やる気」を持ち出されて
言われてしまったこと、周りで見かけたことはありますか?
例えば、の場面ですが
など。
もちろん、遅刻や宿題をしないことが良いとか、上手くできないことは良かったよね、
という訳ではないのはお分かりだと思います。
ただ、この場面での「やる気をだせ!」という勢いの「やる気」は、お互いに何も生み出せません。
「やる気」がなくても「行動」で生まれるもの
我が家の2人のこどもの「やる気」についてのエピソードを。
「やる気はいいこと。ただ、人に言われるとやりたくなくなるもの。」の娘Uと、
「もともと、『やる気はない』がベース」という娘O。
姉妹でも「やる気」については異なる想いがあります。
その2人が部活や勉強など日常生活で「やる気」が必要だ、と言われる場面で
どう乗り越えて、自ら「やる!」と決めた方向性に向かえる大学生になったのか。
それを少し垣間見たく、2人に話しを聴いたり、当時を私が振り返ってみました。
Uは、ほぼ毎日が吹奏楽部の練習。体力はない方で帰宅すると寝てしまう。
自主練の休憩の隙間時間を本を広げて暗記する時間にしてみていたら
意外と覚えられることも増えていった。
「もうちょっと!」と帰宅後も「やる気」継続して勉強できた、と。
Oは、ミニバスの練習で「やる気はあるのか!」と言われ続けたことで
やる気がさらに全く出なくなっていた。
ただ、バスケットボール自体は「大好き」「やりたい」ことであるし、
決められた練習する曜日、時間に行き、練習メニューで走ったりなど
体を動かすという「行動」をすることによって、
キャプテンとしてもなんとかやれた、と。
先ほどの「例えば」の塾の授業中でのことは、この娘Oの話しでもあります。
勉強も、学校や塾に通う時間が決まっていて、まずは行く、説明を聞く、
問題に取り組まざるを得ないと状況に身を置いていくと
今日は〇〇だけは理解したい、これは質問しよう、と考えるようになった、と。
母の私が「私を見離さない。信じてくている」というところにも
行動を続けられるヒントがあったようです。
「やる気」があろうがなかろうが、
イヤイヤなところもあってもまずは「行く」「読む」「書く」「解く」など行動した結果、
勉強などモノゴトが前進するようになっていました。
いつも「やる気」がなくてもいい
指導する側として、母親として
常に前向きに瞳がキラキラしながら「やる気」溢れた子どもの存在は
何とも嬉しいものです。
ですが、「先生」であったり「母親」である私たち大人だって
いつもいつも溢れるようなエネルギー源のようなものは出てこないもの。
とっても小さな行動をする時間を決める、などの「行動する仕組み」を
自分につくってあげることで、少しずつでも前に進めるのです。未来デザインコーチング チェーロリッコ
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