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未来デザインコーチング チェーロリッコ 

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やる気を与えたい先生へ
生徒と「夢」「目標」を話す前に
整えたい5つの言葉

やる気を与えたい先生へ
生徒と「夢」「目標」を話す前に
整えたい5つの言葉



新年のレッスンが始まって、4月の新学期にも負けず劣らず

「今年の目標は何?」という会話が多くされているかもしれませんね。

新年なら「夢は何?」の問いかけも多いでしょうか。


「先生の目標はね、〇〇〇〇」

「先生も△年生の頃の夢はね、〇〇〇〇」

と、レッスンの本編が始まる前の生徒も先生のささやかな会話は

お互いのやる気を育てるためのセットアップ♪



けれども、生徒に「夢なんてない〜」「目標って何にしたらいいかわからへん」

そう言うこどもたちも少なくありませんよね。

私も遭遇しまくりです(笑)


急に「今年の目標は何?」とだけ聞かれても私でさえ、

やる気が出るどころか、ますますやる気がなくなってしまいますもん。


私も小学生の頃、父に元旦に毎回聞かれるので「またか・・」と苦手でした( ̄▽ ̄;)



そんな私の子ども時代も含めて、

「夢」「目標」と聞いて足踏みしてしまう生徒が考えていることは、


・「夢」「目標」は、とても大きくて、誰に言っても自慢できるようなかっこいいもの

・「目標」は大人が「〇〇しなさい」と言ったことに対して、仕方なしに決めるもの。それほどやる気にならないもの。


と考えていることが意外と多いようです。


いやぁ、これはもったいない!

夢も目標も、人がその人らしく生きていくために、自分の幸せにつなげてるために活用するものだから♪




では、そもそも「夢」「目標」をあなたにとってはどんな意味があるでしょう。

あなた自身が考える「夢」「目標」って何でしょうか?

私も含め、日常に使っているありふれた言葉には自分なりの意味、捉え方があります。


『夢』『目標』の言葉をどんな意味で使ってたかな?」と改めて振り返ってみませんか。


自分なりの言葉の捉え方や意味を理解していると、

生徒たちの「夢なんかない」「目標ってわからへん」

という返事に反応してしまうことはなくなります。


生徒たちと「夢」「目標」の言葉のすり合わせをしたり、
「そうかぁ、〇〇ちゃんは今そう思うんだね」と受け止めて
対応ができるようになります。

何よりも生徒も先生もお互いにやりとりすることが楽しい時間になり、

生徒たちは自分から「夢」や「目標」を見つけ、話すようにもなりますよ♪


「夢」と「目標」そして「目的」「ゴール」


ではここでは、

私が個人セッションを開始する前にクライアントとなる方と

関係性をつくるオリエンテーションの際にお話しする「夢」「目標」

「目的」「ゴール」「ビジョン」も加えてお伝えしますね。



🌱「夢」は「将来実現させたい」と心の中に思い描いている根拠のない願い


大小はさまざま。どんなことでもいい! 

あなたの願望をたくさん書いてみてください♬

そう「ドリームリスト」です。叶ったらラッキーという気軽さで。



🌱「夢」に日付が入ったら「ゴール」になる

 
 ドリームリストを眺めてみて、これは実現したい!と思う夢に日付を入れて「ゴール」にする。
「今年に・・・する」「来年・・・に行く」「3年後に・・・なる」など。
 たどり着きたい目的地となる「ゴール」。

  • スイーツを山盛り食べに行きたい♬(夢) ➡︎ 来週末にカフェ〇〇のケーキバイキングに行く(ゴール)
  • 英検3級に合格したい(夢) ➡︎ 来年の夏、3級に合格する(ゴール)
  • 旅行に行きたい(夢)➡︎ 今年の冬休みに沖縄に行く(ゴール)
  • サッカーの試合で優勝したい(夢) ➡︎  来年の夏、サッカーの県大会で優勝する(ゴール)
そこから、「目的」「目標」を決めて、行動を始めてみるといいのです♪


🌱「目的」は「成し遂げようと目指す事柄」、「何のために」


「目的」は、あなたが「成し遂げようと目指す事柄」です。

「ゴール」を目指すとき、「何のためにするのか」「なぜそうしたいのか」という「目的」が
 実現させることにおいて重要になってきます。
 
  • 教室運営を通して、こども達の成長や地域に貢献したい(目的)
  • ピアノ指導を通して、正解のないものへ考える力を養いたい(目的)
  • 英会話を通して、自分の言葉で自分の考えを話す力を育てたい(目的)


🌱「目標」は、あくまで「目的」に向けての目印


  • 「目的」の実現のために設定されるものが「目標」
  • 「目標」について話をする時には、必ず「何のために」の「目的」を合わせて意識すること!
  • 「目標」は、実行するかしないかだけ。外的要因が関わらないもの
  •   ビフォア・アフターが査定できるもの
  • (ゴール)特養ホームで生徒達とハンドベル演奏をすること
  • (目標)10人で3曲を暗譜で演奏する、毎日30分練習する 
  • (目的)教室運営を通して、こども達の成長や地域に貢献するため
  • (ゴール)県大会優勝
  • (目標)シュートのスピードを○%アップさせる、脚力を強化するために毎日走り込みを○mする
  • (目的)自分がチャレンジすることで、友達に地方の無名校であっても夢を持って行動することの面白さを伝えるため



🌱「ゴール」は「目的」のための最終的な目印

「ゴール」は「目標」と同じ意味に思えてしまいますが、辞書では「競技などで着順の決まる一番最後のの地点・決勝点」とあります。
つまり、「目的」のための最終的な目印が「ゴール」


「ゴール」までの途中の目安や、通過点としての目印としていくつも置かれるのが「目標」
 なので、目指すゴールに辿り着くまでの目安となる「目標」は変わってもいいのです。

「何のためにそれをするのか(目的)」という空を仰ぎながら、

目的地(ゴール)を目指して旅する道のりの途中に道しるべ(目標)が置かれている。

目的地が山の上だとすると、そのルートはいくつもある。だから、通る道しるべ(目標)は変わることもある。

道しるべから次の道しるべの旅の中で、様々は人や出来事に出会って人は成長する。

そのようなイメージで、私はお伝えしています。


 



ワクワク!楽しく!「ビジョン」を描く


そして何よりも大切なのは、
「夢」「目標」を語る場づくりの基本は「ワクワク!楽しく!」そして、生徒と同じ目線で!

目指しているゴールに向けて、ワクワク!楽しい!というエネルギーが、行動するためのビタミン剤になります。
そのワクワク!楽しい!という感覚を「将来のありたい姿」「未来像の光景」を描きながら想像して、先取りするのです。

「ビジョン」は「将来のありたい姿」「未来の光景」。

ゴールにたどり着いた時、

何が見えるか、誰のどんな表情が見えるのか。
どんな音、誰の声でどんな会話が聞こえてくるのか。
身体に感じる空気感、風の流れ、漂う香りはどんなものなのか。
その時どんな気持ちが湧いて幸せを感じているのか。


ビジョンを鮮明に描く。イメージしてみる。
そのイメージの感覚は長く記憶ができないので、毎日、毎週、毎年・・
何度も描いて想像し続ける。

生徒が目指したい場所(ゴール)にたどり着いた時のイメージを
何度も一緒に描けるよう、対話を続けてください。

上手くいった時のイメージ、ゴールを手にした瞬間の「ビジョン」を
繰り返し心の中で描くことで、目標への行動が「やりたい!」に大きく変わります。

目標の3つの素敵なメリット


生徒たちがどのように捉えているか、それを一緒に話しながら共有するだけでも素敵!

同じ「夢」でもお互いに見ているところが違って当然!


先生と生徒がお互いに自分の考えや想いをシェアし合うことで、

生徒も「夢」「目標」そのものについても考えてみたり、

ふっと湧いて出てくるようになります。



目標には素敵なメリットが3つあります。


🌿目標が明確にあると、「エネルギーが集中」する。

🌿自分で選んだ目標であれば、「やらされている」ではなくて「やるぞ!」という自己責任感で行動が起こる。

🌿「できた!」という「小さな成功体験を積み重ねる」ことで、自分を信じることのできる自信が生まれ、自己信頼につながる。


この素敵なメリットを活かすために、

まずは生徒たちが「ワクワク!」「楽しく!」感じられるように、先生ご自身が対話自体をぜひ楽しんでください。


5つの言葉を整えたら実践!


以上のように、私が起業家であるクライアントをサポートするにあたり、

主に使う言葉をどのようにどう捉えているかお伝えし、

またクライアントの捉え方も共有してもらう「同意を交わす」という

オリエンテーションの時間を設けています。



これは、生徒と先生との関係も同じです。


「せっかくだもの、『夢』は大きくなくっちゃ!」と大人に言われたことのある子どもは、

「大きなことを語らないといけない」と感じていたります。


ですから、先生である前に「私にとっては『夢』『目標』はこう考えてるの」と伝えてあげること

「〇〇ちゃんはどう?」と生徒にも考えを話す機会を与えること安心感も生まれます。


ただし、答えることを急がせなくでくださいね。

やる気の芽は、こどもは特に安心感の元で芽生えたり、育つのですから♬


私たちは、「目的」を実現するために「目標」を定めて、それに向かって行動していくもの。

それはこども達も同じです。



「夢」「目標」「目的」「ゴール」「ビジョン」の5つの言葉。

あなた自身の捉え方、意味づけを振り返って整えたら、あとは実際の会話で!

「〇〇ちゃんの夢はな〜に?」
「今年の目標は何?何を目指す?」

そのひと言から広がる先生と生徒の信頼関係づくりをぜひ楽しみながら深めてくださいね!


 未来デザインコーチング チェーロリッコ 

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