言葉にしなくても、そこにあるもの
うまく言葉にならないまま、
でも、なかったことにもできない感覚が、
今日もどこかに残っている。
言葉にできないものは、気づかないふりをしてしまえば
それは、無視したわけでもなく、解決したわけでもない。
言葉にしないと、
まだ考えが浅いのではないか。
結論を出せないのは、逃げているからではないか。」
でも、
言葉になる前のものは、急いで掴もうとすると、
かえって形を失ってしまうことがあります。
私の体験したことのひとつなのですが。
長く思い描いてきた目標に
大きく開いたビジョンノートを前に、
書こうと思えば書けたのかもしれない。でもその夜は、書かずに、閉じました。
もう少しだけ、
自分の中で想像を膨らませて、
体感として確かめてからにしたかった。
それだけのことです。
私は、言葉になる前のものを、
無理に連れてこないようにしています。
もちろん、整えてしまえば、
説明できる形にはなります。
けれど、説明できる形にすることで、
こぼれてしまう感覚もある。
それは、今すぐ使うための言葉ではなく、
もう少し、ここに置いておきたいもの。
もし今、
うまく言えないまま残っているものがあったら、
今日は、そのまま置いておいてもいい、と私は思うのです。