積み重ねてきたものを、これからに活かす
2026/10/21やりたいことが見えていても、立ち止まる意味
積み重ねてきたものを、手放す必要はない。
でも、これまでと同じ形で続けなくてもいい。
最近、そんなことをよく考えています。
私自身、ピアノ教室を続けながら、
コーチとしての仕事をもっと大きく育てていきたいと思って、
長い間取り組んできました。
けれど、思うように進まない時期も長くありました。
今もまだ、
すべてが思い描いた通りになっているわけではありません。
それでも、少し前の自分と比べると、
少しずつ前に進んできた実感があります。
家族のこと。
子どもたちの学費。
仕事を安定させること。
コロナの時期には、
賃料を払いながら教室を続けていくことにも、
かなり力を注いでいました。
「本当はもっと育てたい仕事がある」
そう思いながらも、
目の前の現実に精一杯だった時期があります。
その時間を通ってきたからこそ、
今、改めて思うことがあります。
これまでやってきたことを、全部変えたいわけではない。
でも、これからの時間を、
これまでと同じ使い方のままにしたいわけでもない。
大切にしたいことも、
使いたい時間も、
これから仕事を通して届けたいものも、
少しずつ変わってきました。
だから今は、
「今まで何をしてきたか」だけではなく、
「これから、何に自分の時間を使いたいのか」
を考えることが、とても大切だと感じています。
今までを変えることと、否定することは違う
これまでの形を変えるとき、
「今までやってきたことは、意味がなかったのかな」
と感じてしまうことがあります。
でも、私はそうは思っていません。
続けてきたこと。
うまくいかなかったこと。
途中でやめたこと。
思い通りにならなかった時間。
そのどれもが、今の自分をつくっている。
以前、Facebookに
「積み重ねてきたものを、手放す必要はない」
と書いたとき、
「経験は目減りしない」
という言葉をコメントで届けてくださった方がいました。
今までやってきたことを、たとえやめたとしてもゼロにはならない。
その言葉を読んで、私自身も改めて、
経験は「続けるか、捨てるか」で考えるものではないのかもしれない
と思いました。
形を変えても、
そこから得たものは、自分の中に残っている。
これまでの経験は、
これからの自分が選ぶための「資源」にもなります。
やりたいことが見えているなら、立ち止まらなくてもいい?
今回、「3ヶ月少人数伴走プロジェクト」のご案内をしながら、
何人かの方とお話しする中で、私自身が気づかされたことがありました。
私は最初、
「このまま同じように続けていくのではなく、これからは少し違う方向へ進みたい」
「今の自分に合う働き方や生き方を、改めて考えてみたい」
そんな方に、この3ヶ月が必要なのだと思っていました。
もちろん、そんな方にも届けたいと思っています。
でも、お話を聞いていくと、
「やりたいことは、もう見えている」
「今は、この方向で進もうと思っている」
という方もいました。
そのときに、改めて思ったんです。
方向が見えていることと、
自分の中にあるものを、改めて言葉にしてみることは、
少し違うのかもしれない、と。
やりたいことがある人にも、
「私は、なぜこれを大切にしたいんだろう」
「今までの経験と、どうつながっているんだろう」
「今の私に合うやり方は、本当にこれだろうか」
と、一度立ち止まってみる時間があってもいい。
立ち止まることは、
「方向が分からないからすること」だけではないと思うのです。
人生の節目で、同じ方向を選び直すこともある
今回、私が当初想定していた性別や働き方とは違う方から、
「性別や年齢、職歴や職種に関係なく、日々考えていることとオーバーラップして惹かれた」
と言っていただきました。
これには、私の方が少し驚きました。
でも、お話を聞いてみると、
子どもが成長して家を離れていくこと。
これからの夫婦の時間。
仕事を含め、この先の人生をどうつくっていくか。
そんなことを考える時期にいらっしゃいました。
そこから、また一つ気づきました。
「これから少し違う方向へ進みたい」と感じている人だけではなく、
すでに進みたい方向が見えている人にも、
その思いを改めて言葉にしてみる時間には意味があるのかもしれない。
そして、立ち止まった結果、
「やっぱり私は、この道を進みたい」
と思うことだってある。
立ち止まったからといって、
必ず何かを変えなければならないわけではありません。
同じ方向を、今の自分でもう一度選び直す。
それも、とても大切な選択だと思っています。
「今の私は、これでいく。」
これまで仕事や人生を積み重ねてきた人が、
一度、自分の中にあるものを見つめ直して、
何を大切にしたいのか。
何を残したいのか。
何を変えてもいいのか。
これから、どこに時間を使いたいのか。
そんなことを、自分の言葉にしていく。
そして、
「今の私は、これでいく。」と選べるようになる。
ずっとその答えでいなければならない、という意味ではありません。
また変わってもいい。迷うことがあってもいい。
でも、そのときの自分が、
「私は今、これを大切にしたい」と言えること。
私は、その言葉が次の一歩をつくると思っています。
現在、この考えを形にした
「3ヶ月少人数伴走プロジェクト」の0期を実施しています。
これまでの自分を否定するのではなく、
積み重ねてきた経験を、これからの自分の資源として見つめ直し、
何を残し、何を手放し、何を育てていくのかを、
自分の言葉で選び直していく3ヶ月です。
詳しい内容は、こちらからご覧いただけます。
3ヶ月少人数伴走プロジェクトの詳細はこちら